さあ、前回のブログ(血液検査はじめました!①)の続きです。
「なぜ、検査結果が全て基準値以内なのに、私は栄養不足と言われたのか?」
これを全て説明すると相当マニアックになってしまうので、重要な部分に絞ってお伝えしていこうと思います。
今回のポイントは、次の6つです⬇︎(黄色のマーカー部分)
それぞれ、次のような結果が出ています。
① TP(総タンパク質)➡︎ 低い
② Glc(血糖値)➡︎ 低い
③ Amy(アミラーゼ)➡︎ 低い
④ Hb(ヘモグロビン)➡︎ 高い
⑤ ALP(骨をつくる酵素)➡︎ 低い
⑥ CK(筋肉に含まれる酵素)➡︎ 低い
※ ここでの「低い・高い」は、基準値のなかでも「低いほう・高いほう」という意味。
私の場合は全て基準値以内なのですが…
▶︎ ギリギリOKラインでクリアしているもの
▶︎ そこまでではないけど低め(高め)なもの
という傾向が見られるのです。
このように、基準値だからといって安心せず、さらに踏み込んで見ていくことで「本質」が見えてきます。
そうすると、その人の問題点がどんどん浮き彫りになり、より正確なアプローチが可能になります。
では、それぞれ順番に見ていきましょう!
① TP(総タンパク質)➡︎ 低い
:7.5が理想なのに「7.0」でした。
:これは、食べ物から充分なタンパク質が摂れていないことを示す。
なので、もう少ししっかりと「肉・魚・卵」などのタンパク質を食べましょう!
と、いうことを意味しています。
② Glc(血糖値)➡︎ 低い
:90前後が理想なのに「78」でした。
:これは血糖値なので、ご飯・パンなどの炭水化物を食べる量が足りていないことを示す。
「いや、でもそんなはずはない!」
「1日でお茶碗3杯分は食べています!」
もちろん、私はここで反論しました。
(しかし、次の項目をみると・・・)
③ Amy(アミラーゼ)➡︎ 低い
:90前後が理想なのに「76」でした。
:アミラーゼとは、ご飯・パンに含まれる「でんぷん」を分解する酵素のこと。
:ちゃんと必要量までご飯・パンを食べていれば「90前後」になる。
つまり、これが低いということは、ご飯・パンをしっかり食べていないという「確たる証拠」なのです。
なので、私の場合は、
人並みの量(お茶碗3杯)は食べているが、身長が「175cm」あるので、普通の人よりも多めに食べないと「本来の必要量には届かない」という解釈になります。
では最後に、①~③の項目をまとめます。
➡︎ タンパク質が足りないので、さらに肉、魚、卵をしっかり食べよう!
➡︎ ご飯、パンなどの炭水化物が足りないので、もっとしっかり(例えば大盛り)食べよう!
そう、前回のブログで言っていた「栄養不足」とは、こういう理由だったのです。
もし、私の身長が低かったら、今までの栄養でも大丈夫かもしれませんが…
175cmのサイズでは「それに見合った栄養が必要」になるのです。
さて、今日の内容はここまでで。
次回は、残りの④~⑥について見ていきます。