前回までの骨盤前傾(反り腰)の悩み①、②、③、④や、骨盤を整えると…の内容には、次のような骨盤の分け方が出てきましたね。
◆ 骨盤「前傾タイプ」
◆ 骨盤「後傾タイプ」
◆ 骨盤「垂直タイプ」
※ この中では「垂直タイプ」が一番大切!
でも、骨盤のタイプって、一体どうやって見極めればいいの?
はい、ごもっともです。
今まで、散々骨盤のことを言ってきましたが…
そもそもどういう状態が「前傾」や「後傾」で、それがどうなったら「垂直」だと判断できるのか?
この肝心なことについて、まだ説明ができていませんでした。
なので、本日は「骨盤の見極め方」について、しっかりと解説していきます。
◆ 骨盤「垂直タイプ」とは
まず、一番の基準となるのは、この「垂直タイプ」になります。
実は、骨盤の解剖学的な垂直は決まっていて、身体のある3点を基準にして判断しています。
それが、この3点です。
ちなみに、赤色が「上前腸骨棘(ASIS)」で、青色が「恥骨(恥骨結合)」といいます。
(もちろん覚えなくても大丈夫。笑)
この3点を結んだ【トライアングルの面】が、きっちり床と垂直であること!
この条件を満たせば、あなたの骨盤は「垂直タイプ」と判断してOKです。
(上のように、少し角度を変えてみるとイメージしやすいですね)
しかし、この【トライアングルの面】が床と垂直になっていないと、
次に説明する「前傾」や「後傾」に分類されてしまいます。
◆ 骨盤「前傾タイプ」とは
骨盤が前傾している場合、先ほどの【トライアングルの面】は「斜め下」を向きます。
この時、どのくらい「斜め下」を向いているかで、その人の前傾度合いがわかります。
私の経験上、ちょっとだけ斜め下の「やや前傾タイプ」もいれば、かなり斜め下を向いた「かなりの前傾タイプ」もいます。
◆ 骨盤「後傾」とは
骨盤が「後傾」している場合、【トライアングルの面】は「斜め上」を向きます。
もちろん、このとき「後傾」の度合いも判断していきます。
さて、あなたの骨盤はどのタイプでしたか?
(少し解剖学的な視点が入っているので・・・)
「なんだか難しいな~」
「これで見方は合ってるのかな~」
そう思われる方もいるかもしれませんね。
でも、そんな方のために!
誰でも簡単に「骨盤を見極める方法」が、実はこの3点で見ること以外にもあるのです。
「じゃあ、最初からそれを教えてくれ!」
と、言いたくなりますが…
そこは、実際にスタジオにお越しいただいた方「限定」ということで^^
もし、ご自身で限界を感じた時には、ぜひお気軽にご相談下さいね。