前回のブログ(血液検査はじめました!②)の続きです。
① TP(総タンパク質)➡︎ 低い
② Glc(血糖値)➡︎ 低い
③ Amy(アミラーゼ)➡︎ 低い
④ Hb(ヘモグロビン)➡︎ 高い
⑤ ALP(骨をつくる酵素)➡︎ 低い
⑥ CK(筋肉に含まれる酵素)➡︎ 低い
※ このうち①~③は解説済みなので、残りの④~⑥について見ていきます。
④ Hb(ヘモグロビン)➡︎ 高い
: 15.5が理想なのに「16.6」でした。
:ヘモグロビンは、全身の細胞に「酸素」を届ける働きをしています。
なので、パッと見でこれが高いと「酸素を届ける能力が高い」と判断しがちですが、
残念ながら、私の場合はそうではないのです。
どういうことかと言うと…
私はタンパク質やご飯・パンなどが足りていない「栄養不足(前回の内容)」の状態なので、その代償として、ヘモグロビン値が上がっていたのです。
まだ、これだけではピンとこないと思うので、ここからもう少し詳しく解説していきます。
そもそも、全身の細胞が生きるためには、次の3つが確実に必要です。
【 酸素、水、5大栄養素 】
このうち、どれが欠けてもダメなのですが、優先順位が一番高いのは「酸素」です。
脳では、約5分のあいだ酸素が届かないと死に至るからです。
もちろん脳以外の細胞でも、基礎代謝レベルでは「脂肪」をエネルギー源にしているので、ぜったいに「酸素」が必要になります。
このように、酸素がとても大切なので、
もし「5大栄養素」が足りない状態になると、全身の細胞をより確実に生かすために、身体は「栄養よりも酸素」を優先的に確保しようと考えはじめます。
すると、酸素を運ぶためのヘモグロビン量がどんどん増えていくのです。
つまり、栄養が不足しているから、よくない意味で「ヘモグロビン値が高くなってしまう」ということです。
もちろん必要な栄養が足りていれば、ヘモグロビンは理想の値(15.5前後)になります。
⑤ ALP(骨をつくる酵素)➡︎ 低い
: 200台が理想なのに「115」でした。
:ALPとは、骨をつくる酵素のこと。
実はこの数値、基準値のギリギリライン。。
このように、ALPが低い場合…
「この人はあまり運動していないな〜」
「日常生活での活動量が少ないな〜」
と判断されることが多いです。
はい、見事にその通り!
じつは、6月頃から体調が万全ではなかったので、1~2ヶ月くらいほとんど運動ができていませんでした。
(血液検査で、すべてを丸裸にされる…笑)
運動(トレーニング)すると筋肉だけでなく「骨」にも負荷がかかるので、ALPの作用で骨を丈夫にしてくれるのですが、
今回のように全く運動していないと、骨に良い意味での負荷がかからないので、わざわざ骨を丈夫にする必要がなくなるのです。
(だから、ALP(骨をつくる酵素)が低くなっていた!)
もし、ちゃんと栄養が満たされてコンディションが良ければ・・・
週2~3回は運動(トレーニング)しているので、理想の数値(200台)になっていたはずです。
⑥ CK(筋肉に含まれる酵素)➡︎ 低い
: 160が理想なのに「148」でした。
と、このまま⑥も解説したいところですが、また長くなるので次回に続きます^^
それでは、次のブログもお楽しみに。