さあ、前回のブログの続きです。
今回は、普通に鍛えても痩せない二の腕にたいして、超有効なアプローチである「肩のはめ込み」をご紹介します。
でもその前に・・・
「そもそも肩って、最初からはめ込まれているのでは?」
「二の腕痩せなのに、なぜ肩をはめ込む?」
という疑問があるかと思います。
はい。ごもっともです。
確かに、肩は最初からはめ込まれています。
(そうでなければ脱臼で病院行きですね。笑)
ただし、その「はめ込まれ具合」は、実は人によって異なるのです。
これをもう少し細かく見ていくと…
お尻痩せダイエットが効かない理由は股関節だった!で紹介した股関節のように、数ミリ単位で【前にスライド】しているケースがとても多いのです。
⬆︎すみません、肩バージョンの良い写真が見当たらなかったので、代わりに股関節バージョンを載せています。
そして、じつは肩でもこれと同じ現象が起こります。
ちなみに、どのくらいスライドしているのかは、実際に触ってみるとハッキリわかります。
私の調べでは、だいたい10人のうち6~7人は前にスライドしているケースが多いです。
あとは、左右差が見られることも多く、「右は大丈夫だけど左はズレている」なども全然あります。
そうすると、ズレているほうの二の腕は、正常なほうに比べて筋肉が使われにくくなり、脂肪がつきやすくなるのです。
その理由は…
【二の腕の筋肉が緩んでしまうから】
これも、お尻痩せダイエットが効かない理由は股関節だった!の内容と全く同じ理由です。
皆さんが二の腕エクササイズをする時、「上腕三頭筋」という筋肉に刺激が入りますが、
この筋肉は、肩がちゃんとはめ込まれていると「100」の長さで使えるので、エクササイズ効果が高まります。
でも、肩が前にスライドしていると「110」などの長さになるため、筋肉が緩んで使いにくくなるのです。
(※ この数字はあくまで目安です)
こうして筋肉が緩むと、
【筋肉はやる気のない状態】になるので、周辺の脂肪が燃焼されにくくなります。
(猫背になると、背中や腰まわりに脂肪がつきやすいのと同じメカニズムです)
ちなみに、肩が前にスライドするのは、
◆「胸郭・肩甲骨」のポジションが悪いから
◆ 肩のインナーマッスルが弱くなっているから
この2つが代表的な理由です。
なので、これらに対してアプローチしながら、肩を「はめ込む」ための専用エクササイズを行います。
① 胸郭・肩甲骨を整える
⬇︎
② 肩のインナーマッスルを鍛える
⬇︎
③ はめ込み専用エクササイズを行う
この順番でアプローチしていくと、肩をしっかり「はめ込む」ことができ、二の腕の筋肉を100%使える環境が整います。
そうすれば、別に二の腕エクササイズをしたわけではないのに、二の腕の筋肉が「キュッ」と引き締まっていくのです。
私自身、初めて肩の「はめ込み」エクササイズをした時の、二の腕の引き締まりにはかなり【衝撃】を受けましたね。
「おおっ」
「なんにも鍛えてないのにキュッとする!」
「不思議だ〜」
ぜひ、皆さんもこの「キュッ!」とする感じ、味わってみて下さい。
間違いなく、二の腕のたるみがスッキリしていくはずです。